予備校に行って成績が上がらない


いよいよ夏休み、高校や中学校に入ったものの勉強が難しくてついていけなくなったり、受験に向けてそろそろ慌て出す生徒さんが増えるシーズンです。

藤川のHPにも、よく予備校や塾を探したついでに来られる方が増えています。

大学受験を目指す浪人生や現役生の中で、予備校に通われているにもかかわらず成績が上がらなくて悩んでいるご家庭が、数多くあるはずです。

何故、成績が上がらないのか。

答えは二つあるでしょう。

まず、第一に、予備校や塾で感動的な講義を聴いた結果、「わかったような気」になってしまい、そのまま完全に理解もせず覚えもせずに、予備校や塾のカリキュラムに流されてしまう場合です。藤川が最近教えていて思うことは、「覚える」という作業をしない生徒さんが増えているように思えます。自分で「覚える」という作業をしない生徒さんは、どんなに素晴らしい予備校や塾の講義を聴いたとしても、それを実力に変えることは出来ません。

第二に、こちらの生徒さんの方がより多いと思うのですが、そもそも受験レベルの講義を聴いたとしても、それを理解するだけの力がないので、その場ではなんとなく「わかった気」になっていても、実は理解すら出来ていないという場合です。藤川がよく言う台詞なのですが、

九九が出来ない人間に、三桁の掛け算も割り算も出来るわけはない

のです。

特に後者の生徒さんは、遠回りになったとしても中学校、場合によっては小学校レベルから立ち戻って解説をしたり訓練したりする必要があるのです。予備校や塾はそこまで面倒を見てくれはしません。

近年は大学受験生でも高校受験の問題がまともに解けない生徒さんがたくさんいます。

そのような生徒さんは、弱点をきちんとピンポイントで突いて指導していく必要があるのです。

もし、浪人生のご家庭で、現時点(前期終了時点)で予備校に行っているにもかかわらず、偏差値が30〜40台で伸びない生徒さんは、9割方そのまま受験を迎えてしまうでしょう。それは、前期の授業が理解できていない証拠だからです。

そういう生徒さんを抱えられているご家庭は、最低限個別指導など、何らかの対策をうつことをおすすめいたします。


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