学校のテストという罠


試験対策中の真っ直中ですので、それに関連したことを。

今回の試験対策中も、教え子たちからいろいろな声が聞こえてきました。一番多かったのは、「これまでより、とにかく書けた」ということでした。

今年度の生徒さんは、その多くが最近から教えた生徒さんですので、藤川による教育を受けてテストに臨んだ子がほとんどでした。

藤川のやり方を知らない生徒さんは、テスト前に課せられる膨大な問題量に目を丸くしたようです。

例えば、ある生徒さんは、

「これまでの先生は、適当に問題集の答え合わせをしただけだったのに・・・・」

と、テスト前は愚痴をこぼしていたのですが、いざテストを受けてみると、

「先生とやった問題だったのに、書けたのと書けなかったのがあった」

と、本当に悔しがっていました。

藤川は問題を解かせると同時に、その場でいくつもの質問を浴びせかけながら、知識の定着をはかります。多分、いきなりこの洗礼を浴びた生徒さんたちは、面食らったと同時に、相当嫌な奴だと思ったはずです。

しかし、実際試験を受けた後では、生徒さんたちの反応は180度変わっていました。

真剣に試験と向き合い、必死に頑張れば、普通の生徒さんはある程度の結果は期待できるのです。まして、この春から、藤川に「苛められてきた」生徒さんはある程度耐性が出来ています。

わからないまま、問題集を解いても意味がありません。また、基礎がないのに、今学校で勉強していることをそのままやっても力がつくことはほとんどありません。

学校の授業にある程度ついていける生徒さんは、塾でいいのです。塾の方がコストパフォーマンスは圧倒的にいいのですから。

しかし、塾は基礎力の点において、そこまで面倒を見てくれません。

さらにたちが悪いのは、学校の試験が点数をある程度生徒に取らせることに主眼をおいているということです。

藤川が教えているある生徒さんは、数学が苦手で、みやぎ模試では偏差値40台の生徒さんです。にもかかわらず、学校のテストでは70点以上とれるのです。

藤川に言わせれば、こんな試験は意味がありません。むしろ、ある程度点数がとれるということで、自分の実力を誤解し、結果、入試への準備を怠るという悪循環に陥るだけです。藤川は手遅れになってからお引き受けした生徒さんたちが何人もおり、そのたびにご家庭に申し上げたのは、

「もう1年早くお任せいただければ、なんとでもしてあげましたのに」

ということです。

どんなに生徒さんのポテンシャルがあり、藤川が何とかしようと努力しても、時間が無いという条件だけはどうしようもないのです。

大学を意識されておられるならば、高校受験を甘く見てはいけません。

高校受験の際にどれだけ勉強したかは、その後、高校には行ってさぼっていたからといっても、絶対的な基礎力に差をつけるものです。

藤川が現在教えている高校1年生の生徒さんも、もし、藤川が受験の時から教えていれば、もっと成績も伸び、公立高校に受かっていたことでしょう。そして、現在、高校の授業で、つまずくこと無かったでしょう。それもこれも、基礎力を軽視した指導を受けてきたからです。

学校のテストでそこそこの成績を取ったからといって、慢心してはいけません。まして、その、学校のテストで成績が出せないお子さんは、危機的状況にあるとご理解下さい。

夏休みは、挽回の最後の機会です

もし、夏休み中に基礎を確立できなければ、ほとんどのお子さんは受験で芳しい成果を上げることは難しいでしょう。藤川が2ヶ月で大学に合格させた生徒さんは、試験で上手く結果を出せなかっただけで、国語と社会という得意教科があったので勝つことが出来たのです。もし、得意教科がなければ、藤川といえども2ヶ月で大学へ合格させるのは無理だったでしょう。

中学校でも、高校でも、学校の試験の結果に慢心してはいけません。逆に悪くとも悲観することもありません。受験に直結するか否か、問われるのはその点であり、同時に学校教師の無意味な趣味に偏った結果が受験に反映するとは限らないからです。


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