試験対策


たまに、試験対策のために試験直前だけお願いできませんか?という話を頂くことがあります。

もちろん、単発の依頼として正規の報酬さえ払ってくだされば、時間が許す限り仕事は引き受けます。

ですが、そういう勉強をすることはほとんど意味はないと藤川は思います。

試験前にちょこちょことやって、試験の時だけ点数をとっても、その次の瞬間には忘れてしまっているわけですから、そういうお子さんは内申点に比して実際の公開模試の成績が非常に悪いのはよくある話です。

家庭教師を必要とされるお子さんの多くは、皆さん基礎学力が無く苦しんでいます。そうしたお子さんの成績を上げるために、英数が指導の中心になるのはやむを得ない現実であると思われます。

問題は、定期テストの時にどう対処するか。

藤川は、学校のワークをとにかく常に勉強させるようにしています。普段の勉強は、学校の授業とワークに集中させ、試験前に市販の問題集を解かせて知識の再確認や、違うものの見方を学んでもらっています。学校でやったこと、やらなかったこと。市販のテキストを総仕上げに使うことで、知識が定着する子が多いように思われます。

ある生徒さんが、

「先生は、問題の答えを教えるだけじゃなくて、問題に書いていないこととかいろいろ聞いてくるんだ」

と、私に驚いていました。

問題の解答は、市販の問題集なのですから書いてあります。教師は、その問題がどういう意図で出されていたり、選択肢に出されている他の語句について考えさせたり、そこから派生する物事を教えてあげなければならないのです。そして、弱点を見つけたら、そこを集中的に補強する。

私が手遅れになったり手遅れ寸前になってから引き受けたお子さんたちは、お金の無駄払いをされていました。「もっと早くに依頼を受けていれば」と何度思ったことでしょうか。

問題集を解かせて、その答え合わせをするためだけに、家庭教師業者に高いお金を払っていることほど無駄なことはありません。


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