通信教育は効果があるのか?


よく、仕事を依頼されてうかがったお宅で聞く話に、

通信教育をやってみたけれども、上手くいかなかった。

というものがあります。

実は、藤川もZ会をやってみたことがあるのですが、結論から言えば駄目でした。藤川のように、競馬で言えば後方待機直線一気という戦法で受験を突破してきた人間には、問題を解いた後、2〜4週間も正解が帰ってこないというのは耐えられなかったのです。その間に、何をやったか忘れてしまい、戻ってきた解答用紙を見返したことはごくわずか。そのうち、やらなくなってやめてしまいました。

もちろん、Z会をはじめとする通信添削が悪いわけではなく、それに適している人間と適していない人間がいるという事実を受け止める必要があるということです。藤川が思うに、通信添削があう人間は、逆に家庭教師が鬱陶しいでしょう。いちいち家に来てマンツーマンで懇切丁寧に教えられるなど、耐え難い苦痛であると思います。逆に、家庭教師に懇切丁寧に教えて欲しい生徒さんは、自分の力で全てをやらなければならない上に、忘れた頃に解答が帰ってくる通信添削はやる気を無くしてしまうでしょう。

塾や予備校も同じことです。先生との相性もありますが、なにより自分が必要とする情報だけを取捨選択し、自身の都合で勉強した方が性に合う生徒には、家庭教師をつけてもそれほど効果が上がらないか、逆効果になるでしょう。一方で、勉強の仕方がわからない、何をやったらいいのかわからない、あるいは、基礎学力が決定的に足りない生徒さんは家庭教師の方がはるかに成績は向上するでしょう。

勉強方法はいろいろあり、どれが正解ということはありません。生徒さんにあった勉強方法を選択し、そこに時間とお金をかけることが最善の道なのです。


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