とても￥1280のワインとは思えない、樽の香りと熟成感が漂うベリー系の濃厚さ。タンニンも滑らかで且力強い。なんとなく、まさに飲み頃だったのではないかと思う。とにかく、2001は買い。

裏の説明書きによると、2001年のヴィンテージは42軒の栽培農家と契約し、シラー・ムーヴベルト・グルナッシュ・カリニャン（樹齡100年ものの古木？）その他をブレンドしたとのこと。

タイミングが良かったのか、2001が良いのかはよくわからないけれども、とにかく値段をはるかに超える満足感を与えてくれる一品。

力のないブドウを使って、まぁ、この値段でこの味なら文句はないかという感じか。だからといって、もう一本買って飲みたいとは思わない。

色は薄く、香りもサンライズのようなグレープフルーツ香がバンバンするのではなく、むしろマコンに近い感じ。香りがきつくない分、料理にはこちらの方が合うかもしれない。好んで買って飲みたいとは思わないけれども・・・・・・。

色はレンガ色が出ており、グラスに注ぐと熟成された干しぶどうのような香りが漂う。澱は全く出ていない。きれいに熟成されたタンニンと、程よい酸味が心地好い。

・・・・・写真は撮っておいたのだが、メモを無くしてしまい、これ以上の感想が思い出せない・・・・・・・・

パス・トゥ・グランといえば、ブルゴーニュ安ワインというイメージを持ってしまうのだが、さすがルイ・ジャドが造るだけある。そこらのブルゴーニュ・ルージュよりも、はるかに飲み口の良いワインに仕上がっている。ルイ・ジャドはピノ・ノワールとガメイの比率がほぼ1:1なので、ピノのタンニン分を感じる（ような気がする）。下手なブルゴーニュルージュだと、駄目駄目なピノの薄っぺらさと酸味に閉口するのだけれども、ガメイがフレッシュさと果実味を補ってくれていて、逆にバランス良く感じる。下手なブルゴーニュ・ルージュよりは、美味しく飲める一品だと思う。